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第15ステージ ポンタルリエ~ヴェルビエ 2009.07.20
7月19日 第15ステージ ポンタルリエ~ヴェルビエ 207.5km
今大会のターニングポイントとなるであろうアルプスの山岳ステージ初戦、第15ステージは、ポンタルリエからスイス国境を越え、ヴェルビエ峠の頂上を目指す207.5km。山岳賞ポイントは六つ設けられ、最後の1級山岳・ヴェルビエ峠は1,468mの頂上ゴールとなる。グリーンジャージ・ハンターたちのためのスプリントポイントは、二つばかり用意されている。

スタート後、最初の上り区間に入ると、山岳賞ジャージ争いで首位に立つリクイガスのフランコ・ペリゾッティがまずメイン集団の先頭に位置し、チャンスを窺う。しかしこの日最初のアタックは13km地点、クイックステップのシルバン・シャバネルによってもたらされた。これに続くいくつかのアタックが序盤のレースを賑わせたが、ほとんど何も成果なく終わっている。41km地点で8名の選手が逃げに出た。サイレンス・ロットのユルフン・バンデンブルーク、サクソバンクのファビアン・カンチェラーラ、エウスカルテルのエゴイ・マルティネス、リクイガスのペリゾッティ、ケスデパーニュのダビド・アロヨとホセイバン・グティエレス、コフィディスのダビー・モンクティエ、そしてBboxブイグテレコムのピエリック・フェドリゴ。さらに、ガーミン・スリップストリームのライダー・ヘスイェダール、コフィディスのクリストフ・ケルヌとアマエル・モワナール、ランプレのシモン・スピラクの4名がこれを追って出、49km地点で合流した。この時点の平均時速は48.2km/h。この12名は51km地点でメイン集団に35秒のリードをつくった。その後すぐにガーミンのデービッド・ミラー、エウスカルテルのミケル・アスタルロサ、そしてコロンビア・ハイロードのトニー・マーティンが追撃に飛び出し、53km地点でトップを捕まえた。総合上位につけるマーティンの逃げはしかし、アスタナが容認せず、メイン集団の先頭でペースをコントロール、逃げグループは40秒以上の差をつくれない。65kmすぎ、マーティンとミラー、ケルヌ、アロヨ、マルティネス、ペリゾッティは後退を余儀なくされ、ペロトンに復帰した。

68km地点、ラボバンクのファンアントニオ・フレチャがメイン集団から逃げに出たと時を同じくして、先頭グループからはガーミンのヘスイェダールがアタックを仕掛ける。ヘスイェダールは4番目の山岳ポイントを後続に20秒の差をつけて1位通過、その後スピードを落として集団に回帰した。フレチャは80kmすぎに先頭逃げグループに追いつく。この時点でメイン集団とのタイム差は2分10秒。レース真ん中の補給地点(99.5km)を通過するとき、ギャップは4分10秒に拡大している。アージェードゥゼルのリーダー、ウラジミール・エフィムキンがこのあたりでリタイア。120km地点でのタイム差は4分20秒、平均時速は38.0km/h。

その後ラスト二番目の山岳を通過する時点まで、ほとんどなにも起こらない。トップとメイン集団との最大差は125km地点の4分40秒で、山頂を過ぎる時のタイムギャップは3分25秒である。下り区間に入ると、リクイガスがアスタナの前に出てメイン集団の先頭をリード、一気にスピードを上げてくる。175km地点のタイム差は2分55秒に詰まる。ゴールまで残り22kmとなったところで、先頭の逃げグループからランプレのスピラクがアタックを敢行、残り20km地点の計測で30秒のリードをつくる(メイン集団とは2分35秒)。残り14km地点でエウスカルテルのアスタルロサがアタック。

最後のヴェルビエ峠の上り区間に入るころ、メイン集団ではミルラムとリクイガス、サクソバンクが先頭を牽き、ペースをさらに上げてくる。サクソバンクはニキ・セレンセン、イェンス・フォイクト、さらに逃げ集団から吸収されたカンチェラーラさえもが先頭についてエースのアンディ・シュレックを引っ張るが、残り6km、誰よりも先に頂上ゴールへと飛び出したのは、アスタナのエース、アルベルト・コンタドールだった。一気に先頭に躍り出ると、勝利へのペダルを力強く踏み続けていく。この圧倒的なスピードに誰もついていけない。アンディ・シュレックはなんとか食らいつくが、2位でゴールしたときにはコンタドールに43秒の差をつけられていた。リナルド・ノチェンティーニは頂上まで残り5km地点で失速、この日が最後のマイヨ・ジョーヌ姿となった。アスタナのランス・アームストロングはアンドレアス・クレーデンに牽かれてセカンドグループを形成するが、ガーミンのブラッドリー・ウィギンスがアンディ・シュレックのアタックに反応して飛び出した時にはすでにパワーを失っており、これについていけない。ウィギンスの追撃にリクイガスのビンチェンツォ・ニバリが続く。ペリゾッティは早々にこの頂上決戦から抜けている。ポルカドットジャージが安泰であればそれでよいという態。フランク・シュレックがラスト3kmでアタック、4位に食い込んだ。アルベルト・コンタドールは今大会個人初優勝、そして大会15日目にしてようやくマイヨ・ジョーヌを手にすることとなった。最後息の切れたアームストロングは、1分35秒遅れでフィニッシュした。

映像提供:ASO
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