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	<title>ツール・ド・フランス2009 CYCLOCHANNELβ Special Site</title>
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	<description>シクロチャンネルスペシャルサイトは株式会社シクロ・イマージュが運営 する自転車専門インターネット放送ブログです。 放送（＝配信または自動公衆送信）する内容はすべてシクロ チャンネル編集部によって決定されます。"</description>
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		<title>マイヨ・ジョーヌの記憶</title>
		<description>ツール・ド・フランスの記憶、マイヨ・ジョーヌ編。 </description>
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		<title>マイヨ・ヴェールの記憶</title>
		<description>ツール・ド・フランス2009の記憶、ポイント賞ジャージ編。 </description>
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		<title>マイヨブラン・ア・ポワルージュの記憶</title>
		<description>ツール・ド・フランス2009の記憶、山岳賞ジャージ編。 </description>
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		<title>最終ステージ　モントロー～パリ・シャンゼリゼ</title>
		<description>7月26日 第21ステージ モントロー～パリ・シャンゼリゼ 164km
最終第21ステージは、モントローを出発し、パリ・シャンゼリゼにゴールする164km。ここまで走り抜いた156名の選手たちは午後1時35分、最後の“旅”へと向かうのだった。このステージにはもちろん、選手たちを苦しめる山岳ポイントはない。シャンゼリゼの周回コースに入るまで、ひたすら平坦の道をゆくが、すなわちこれはパレードの態となるのである。８ラップする周回コースのフィニッシュライン２周目と４周目が、今大会最後の中間スプリントポイントとして機能する。

オフィシャルスタートの旗が振られると、マイヨ・ジョーヌのアルベルト・コンタドールが猛然とアタック・・・というお道化が演ぜられ、この日がやはり純然たる「パレード」であることを知る。もちろん、ひとたびパリに入れば、レースは始まる。しかし、それもある意味「パレード」の一部ではないか。競り合っていても、互いにそれは敵ではない。前日の山頂で、すでに「終戦」が成立している。干戈を交えた敵同士、和やかな会話を交わしながら、集団はゆっくりと進む。ときにシャンパングラスを傾けて、集団はなおゆっくりと進む。そして111km地点。

ひとたびパリの市街地に入ると、集団は一気に動く。最初のアタックはアグリチュベルのシルバン・カルザティ。しかしすぐに吸収される。そして、次にアタックに出たのは、スキル・シマノの別府史之だ。そしてこれを６名が追い、ついに決定的な逃げグループが形成された。構成は、フランセーズデジュのユッシ・ベイッカネン、ケスデパーニュのアルノー・コヨ、コフィディスのサミュエル・ドゥムラン、Bboxブイグテレコムのアレクサンドル・ピショ、クイックステップのカルロス・バレード、ミルラムのファビアン・ウェグマン、そして日本の別府史之。３周目に入り、逃げグループはメイン集団に35秒差をつけた。カチューシャのミハイル・イグナチエフが単独で追撃に入りやがて追いつくが、脱落してしまった。コロンビアの９名がメイン集団の先頭に位置し、最後の“発射準備”に余念がない。

メイン集団の先頭は、パリに到着以来ずっとコロンビアチームだったが、一度3kmほどガーミン・スリップストリームの選手たちがペースコントロールに出てきたことがある。カベンディッシュを破ったこともあるタイラー・ファーラーをなんとかいい位置で送り出したいガーミンは、逃げグループを捉えた残り5kmの地点で前に陣取り、数分をそこで過ごした。残り1kmを知らせる“フラミンルージュ”をくぐると、各チーム最後の仕上げに入った。ジョージ・ヒンカピーが加速し、発射台ごとロケットを誘導する。コロンビア列車はここで“離脱”、レンショウ発射台が最後の位置取りを済ますと、カウントダウンが終わった。カベンディッシュロケットが唸りを上げゴールまで一直線に突き進み、発射台のオージーは勢いのまま２着でフィニッシュラインを越えた。今大会の６勝目は、徹頭徹尾、いつもの形で執り行われた。独走でたどり着いたゴール手前数メートル、勝利を確信したカベンディッシュは両手をいっぱいに広げ、そのまま悠然とフィニッシュした。自身に捧げ続けたチームメイトと肩を組み、共に並んで勝利の歓びを分かち合う、そんな仕種にも見えた。

アルベルト・コンタドールはこのステージ、97位でゴール。タイム差はつかず、自身二度目のタイトルを確定させた。２位のアンディ・シュレックに4分11秒差、チームメイトのランス・アームストロングに5分24秒の差をつけての勝利だった。ポルカドットの山岳賞ジャージはフランコ・ペリゾッティのもとに。イタリア人の山岳王は1992年以来のことである。総合優勝を争ったアンディ・シュレックが新人賞に選ばれ、マイヨ・ブランを着て表彰台に上がった。三賞受賞セレモニーでグリーンジャージを着て登壇したトール・ヒュースホウトは、2005年に次ぐキャリア二度目の栄誉となった。そして、日本人には嬉しい報せ。この日逃げを決めた別府史之が最終第21ステージの敢闘賞に選ばれたのである。第２戦の新城幸也ステージ５位に匹敵する、途轍もない活躍といえるだろう。

映像提供：ASO </description>
		<link>http://sp.cycloch.net/tdf/?p=263</link>
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		<title>第20ステージ　モンテリマール～モンバントゥー</title>
		<description>7月25日 第20ステージ モンテリマール～モンバントゥー 167km
シャンゼリゼ・ゴールの前日に設定された“魔の山”モンバントゥーのステージは、当初から最終決戦の舞台と看做されてきた。その大方の予想はやはり、的中したのである。アスタナの二大巨頭に挑むサクソバンクのシュレック兄弟、ダークホース・ウィギンスらの走りに目が離せない。今大会で最も見応えのありそうな第20ステージは午前11時52分、モンテリマールの街をスタートした。出走は156名、この中に、エウスカルテルのアメツ・チュルカ（07年大会の最優秀敢闘賞）、アラン・ペレスの姿がない。前日の第19ステージでタイムアウトになってしまったためだ。この日のステージは、モンバントゥー以外にも四つの山岳ポイントと二つのスプリントポイントが用意されている。ただし標高1,912mの頂上ゴールとなる超級山岳モンバントゥーを除けば、３級三つと４級一つのことであり、難所というほどではない。モンバントゥーの斜面には、頂上から強風が吹き付けることも知られている。ただでさえ容易でない傾斜が、さらにきつく感じられるであろう。

スタートして3km地点、早々と13名の逃げが決まっている。顔ぶれは、サーベロのハイデン・ルールストン、ラボバンクのファンマヌエル・ガラテ、ヨースト・ポストゥマ、コロンビアのトニー・マーティン、アージェードゥゼルのクリストフ・リブロン、リクイガスのアレクサンドル・クシンスキー、フランセーズデジュのアントニー・ジェラン、コフィディスのサミュエル・ドゥムラン、ランプレのダニエーレ・リーギ、Bboxブイグテレコムのウィリアム・ボネ、アグリチュベルのマキシム・ブエ、スキル・シマノのシリル・ルモワンとアルベルト・ティンメルである。6km地点で後方のカウンターアタック組に30秒、アスタナがコントロールするメイン集団に1分のタイム差をつけている。最初の山岳ポイント通過時は、後方の３名の追撃グループに48秒差、メイン集団に2分50秒差。25km地点でこの３名は逃げグループに追いつき、メイン集団に3分50秒の差をつくった。スタートから1時間後、先頭とメイン集団のタイムギャップは7分にまで拡がった。平均時速は43.3km/h。60km地点でその差は9分20秒、この日最大のタイム差10分35秒が計測されたのは78km地点。メイン集団ではサクソバンクチームが前に選手を送り込み、ペースを上げ始めた。このあたりの平均時速は39.1km/hである。

４つ目の山岳賞ポイント（125.5km）を通過した後、メイン集団の先頭に位置したのはアスタナである。逃げグループはこの時、8分15秒前を走っている。モンバントゥーの山頂ゴールまで残り30kmの地点で、ペロトンはその急加速に耐えきれず分裂した。それでも総合成績上位の選手たちはもれなく頭の集団（41名）に入っている。二つ目のスプリントポイントを通過する時点でトップとの差は6分25秒。残り25km、サーベロのカルロス・サストレが二番目のメイン集団に吸収された。モンバントゥーの上りに入ろうとする頃のコンタドールのいる頭のメイン集団は24名で構成されているが、総合成績上位12名がすべてこの中にひしめいている。この地点で先頭とは4分5秒の差。残り19km地点でラボバンクのガラテが単独アタックに出る。しかしマーティンとリブロンに追いつかれた。その他の逃げグループはこのあたりで集団に吸収されている。

マイヨ・ジョーヌを含む第一メイン集団が成績上位12名を従えつつ上り口に入った頃、フランク・シュレックがアタックを敢行、集団はここに細分化した。頭をとるのはシュレック兄弟、アルベルト・コンタドール、ランス・アームストロング、ユルフン・バンデンブルーク、ブラッドリー・ウィギンス、ロマン・クロイツィガー、ビンチェンツォ・ニバリ。フランコ・ペリゾッティとウラジミール・カルペツは早い段階で脱落したが、ペリゾッティだけはその後パワーを取り戻し、残り10km手前でコンタドール集団に復帰した。そしてアンディ・シュレックがアタックに出る。ルクセンブルクの若きチャンピオンはこのエリート集団を置き去りにして加速していく。しかしコンタドールのみはこれに簡単に追いついてしまう。計８度試みたアタックだったが、ついにのイエロージャージ着用者はその手綱を離すことはなかった。後方になんとか食らいついている他のエリート集団はその際、接近と離脱を繰り返している。

エリート集団が牽制に忙殺されている頃、２名のステージリーダーは滅多にないモンバントゥーのステージウィナーになるチャンスを前に、鼻息が荒い。復活したペリゾッティも後方で山岳王の意地を見せ上昇の気配。ガラテはマーティンにアタックを仕掛ける。これを二度封じた新人賞次席のドイツ人オールラウンダーだったが、スペインのベテランクライマーはその後まもなく、三度目の正直を決めたのである。白熱の好勝負を、漁夫の利と侮る者はいないであろう。ラスト500m、アンディ・シュレックとコンタドールがペリゾッティをかわしていく。そしてフィニッシュラインを最初に越えたのはアンディの方だった。マイヨ・ジョーヌを着る王者はなお力を残しているように見えたが、果たして、どうか。アームストロングはウィギンスに先んじること22秒、３年ぶりの復活となったこの大会で、３位表彰台を確定させた。パリ・シャンゼリゼのパレードステージに黄色のチャンピオンジャージを着て現れるのはもちろん、アルベルト・コンタドールである。

映像提供：ASO </description>
		<link>http://sp.cycloch.net/tdf/?p=247</link>
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		<title>第19ステージ　ブルゴワン・ジャリュ～オブナス</title>
		<description>7月24日 第19ステージ ブルゴワン・ジャリュ～オブナス 178km
最後の“移動ステージ”となる178kmは、ブルゴワン・ジャリュを出てオブナスに到着するルート。三つの山岳ポイントと二つのスプリントポイントが設定されている。この日出走のサインをした158名の選手たちは、午後１時少し前にローヌ・アルプス地方の中心地、ブルゴワン・ジャリュの街を出発した。

スタートから9kmのあたりまでは散発的なアタックが繰り返されたが、決定的なリードはつくられない。しかし15km地点になると、20名の逃げグループが形成された。この中には７名のステージ優勝者が入っている。グループの顔ぶれは、サイレンス・ロットのカデル・エバンス、アスタナのヤロスラフ・ポポビッチ、ガーミン・スリップストリームのデービッド・ミラー、エウスカルテルのルーベン・ペレス、コロンビアのキム・キルシェン、アージェードゥゼルのホセルイス・アリエタ、クリストフ・リブロン、ニコラス・ロッシュ、リクイガスのダニエーレ・ベンナーティ、ケスデパーニュのダビド・アロヨ、ホセイバン・グティエレス、ルイスレオン・サンチェス、コフィディスのレオナルド・ドゥケ、ランプレのシモン・スピラク、クイックステップのシルバン・シャバネル、カルロス・バレード、カチューシャのニコライ・トルソフ、ステイン・バンデンベルフ、アグリチュベルのジョフロワ・ルカトル、そしてスキル・シマノのジョナタン・イベール。彼らは27km地点でメイン集団に1分20秒のリードを築く。メイン集団ではミルラム、ブイグテレコム、ラボバンクが先頭に出てペースをつくっている。このあたりの平均時速は44.7km/h。その後47kmの地点でアスタナが集団の先頭に上がり、ペースコントロールに入った。この時点でタイム差は1分50秒。50kmすぎ、ラボバンクはペロトンの先頭に５名の選手を送り込むが、80km地点でこの日最大のタイム差2分50秒を記録する。このあたりの平均時速は48.6km/h。

110kmすぎ、コフィディスのドゥケが単独アタックに出る。すぐにミラーとポポビッチ、アリエタ、グティエレスが追撃に入る。その他のメンバーも必死でこれを追うが、５名は徐々に水をあけていく。120km地点ですぐ後ろに50秒差、メイン集団には1分50秒差をつけた。14名の逃げ遅れ集団は128km地点でラボバンクとミルラムがスクラムを組むメイン集団に呑み込まれていった。先頭５名はまだ1分25秒先にいるが、そのアドバンテージは徐々に失われ、第二スプリントポイントの141km地点でメイン集団に吸収された。しかしドゥケ一人はさらにそこから気を吐き、アタックを続ける。142km地点でペロトンに先んじること20秒。しかしこの気魄も146kmあたりが限界だった。平均時速は48.7km/h。

最後の上りとなる２級山岳区間に入ると、多くの選手たちが脱落していく。この中には赤玉の山岳賞ジャージを着るリクイガスのフランコ・ペリゾッティの姿もあるが、総合を争う選手たちはメイン集団の先頭を順調に走っている。ゴールまで残り25.5kmの地点でBboxブイグテレコムのローラン・ルフェーブルがアタックを敢行、しかし大きなリードはつくれない。残り21.5km、アルカンシェルの世界チャンピオンジャージを着るランプレのアレッサンドロ・バッランが飛び出し、２名が協調して逃げを打つ形となった。残り20kmで18秒のタイム差をつくり、その後最大ギャップを20秒とするが、最終的にフィニッシュラインまで残り1,200mというところで吸収されてしまった。

２名の逃げを追撃するメイン集団は当初ミルラムが牽いていたが、残り3kmをすぎると、コロンビアが前を取るようになる。ラスト1kmのゲートをくぐると、先頭を牽いていたジョージ・ヒンカピーが離脱し、トニー・マーティンが最終発射台として最前線に出る。カベンディッシュがファイナルスプリントに飛び出したタイミングは若干、早いように思われた。しかし世界最速のスプリンターはそれでも、最後までスピードを失わずに走り切った。今大会５勝目、グリーンジャージ争いでも未だ予断を許さぬ展開へと持ち込むことに成功した。ランス・アームストロングは成績上位10名の中で唯一、カベンディッシュと同タイムゴールを果たし、僅差で追うブラッドリー・ウィギンス、フランク・シュレックらにわずかだが着実にタイム差を稼いで最後の“移動ステージ”を有意義に終えた。アルベルト・コンタドールのマイヨ・ジョーヌはもちろん安泰である。そして、日本の別府史之が最後ゴールスプリントに絡み、勇躍７位フィニッシュを遂げる大善戦を演じたことは、特に記されるべきニュースに違いない。

映像提供：ASO </description>
		<link>http://sp.cycloch.net/tdf/?p=243</link>
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		<title>第18ステージ　アヌシー　個人T.T.</title>
		<description>7月23日 第18ステージ アヌシー 40.5km
今大会二回目となる個人タイムトライアルは、ヨーロッパ一の透明度を誇るアヌシー湖を一周する40.5km。午前11時のスタート台に立つフランセーズデジュのヨーニエ・フタロビッチは、初日プロローグのタイムトライアルで最下位だったベラルーシ・チャンピオンだが、前ステージでスキル・シマノのケニー・ファンフンメルがリタイアしたおかげで、総合でも最下位となってしまった選手。天候は曇りのち晴れ、現在24℃の気温は、晴れ間の現れるとともに30℃を超す見込み。

ジュニアクラスで世界チャンピオンにも輝いたことがあるカチューシャのミハイル・イグナチエフ（2002年）が48分45秒（平均時速49.83km/h）の好タイムを出し、暫定トップに立つ。現TT世界チャンピオンであるコロンビアのベルト・グラブシュもこれに及ばない。そこへ登場したのがサクソバンクのファビアン・カンチェラーラ。オリンピック・チャンピオンであり、今大会プロローグでも圧倒的なスピードを披露したステージ優勝の最右翼だ。スタート後、最初二つの中間計測地点ではイグナチエフに18秒遅れをとったが、28.5km地点の計測では11秒挽回し、最後フィニッシュではトップタイムを12秒刻む48分33秒でゴール。平均時速は驚きの50.051km/hを記録した。

19名が未だスタートを待つ段階で、雨が降り出した。すぐに止んだものの、コースの一部はウエットとなり、後続の選手たちを悩ませることとなる。しかし、上位陣がスタートするころにはほぼドライに転じている。サイレンス・ロットのカデル・エバンスは後半に印象的なスパートを見せた選手の一人だ。スタート後最初のチェックポイントでイグナチエフに1分7秒の遅れをとってしまったが、山岳ポイント地点でその差を27秒にまで盛り返した。アグリチュベルのクリストフ・モローも後半に追い込んだタイプ。第一計測地点を９位通過したモローは、山岳頂上でイグナチエフに7秒遅れというところまで挽回した。エバンスのタイムはカンチェラーラのタイムに1分11秒遅れる49分44秒、モローは42秒遅れの49分15秒だった。

ガーミン・スリップストリームのブラッドリー・ウィギンスは18km地点にある最初の計測ポイントまでを平均時速53.114km/hで猛然と駆けた。これはイグナチエフを1分上回るペースだ。しかしその驚きもすぐに上書きされてしまう。イエロージャージを着てスタートしたアスタナのアルベルト・コンタドールが、第一チェックポイントをウィギンスよりさらに18秒早く駆け抜けていった。25km地点の計測ではイグナチエフの記録がわずかに早かったが、他の計測ポイントではすべてファステストを塗り替えて進む。コンタドールが走るころには雨の影響はほとんどなくなっている。山岳ポイントの計測でウィギンスに30秒、カンチェラーラに15秒のリード。ラストは若干息切れしたように見えたものの、最終的にカンチェラーラのタイムを3秒刻む48分30秒でフィニッシュ、今大会２勝目を飾った。平均時速が50km/hを超えたのはコンタドールとカンチェラーラだけであり、二人はモナコのオープニング・ステージのトップ２でもある。アンディ・シュレックはこの日21位でタイムを大いに損じたが、総合２位の座は守った。この新人賞ジャージを着る優勝候補は、コンタドールに4分11秒のビハインドで残りの３ステージを走るが、逆転のチャンスは事実上、二日後のモンバントゥー頂上決戦が残るのみであろう。この日16位に終わったランス・アームストロングは5分25秒差の総合３位。しかし４位のウィギンスが11秒差、５位クレーデンを挟んで６位のフランク・シュレックが34秒差で迫っている。

映像提供：ASO </description>
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		<title>第17ステージ　ブールサンモリス～ル・グランボルナン</title>
		<description>7月22日 第17ステージ ブールサンモリス～ル・グランモルナン 169.5km
今大会で最も過酷と評される第17ステージは、ブールサンモリス～ル・グランボルナンを結ぶ169.5km。五つの山岳ポイントは１級が四つ、２級が一つという組み合わせ。この中にもスプリントポイントは二つ用意されている。午後0時25分にスタートしたレースに、イェンス・フォイクトの姿がない。前日の派手な落車で負傷したためである。現在走っているのは161名だ。この日観戦に訪れたのは、フランス共和国大統領のニコラ・サルコジ。レースディレクターのクリスチャン・プリュドムとともに車の中からステージを見物する。

ミルラムのリーナス・ゲルデマンは2007年のル・グランボルナン・ステージで優勝した経験があるが、まずゲルデマンから最初のアタックが飛び出した。しかし最初に成功したアタックは、5kmすぎに敢行したクイックステップのシルバン・シャバネルによってである。これに以下９名の選手たち：サイレンス・ロットのユルフン・バンデンブルーク、ラボバンクのデニス・メンショフ、ガーミン・スリップストリームのデービッド・ザブリスキー、リクイガスのフランコ・ペリゾッティ、フランセーズデジュのサンディ・カザー、ケスデパーニュのリゴベルト・ウラン、エウスカルテルのルーベン・ペレス、コフィディスのレミ・ポリオル、アグリチュベルのジョフロワ・リカトルが加わったのが8kmの地点。この後、サイレンス・ロットのカデル・エバンスが最初の上りで上昇の気配を見せるが、すぐに失速した。10km地点でこの逃げグループに追いついてきたのが、アージェードゥゼルのホセルイス・アリエタ、エウスカルテルのゴルカ・ベルドゥゴの２名。ここでランプレのマルツィオ・ブルセギン、コロンビアのマクシム・モンフォール、Bboxブイグテレコムのピエール・ロランがカウンターアタックに出る。山頂まで残り300mのところでサーベロのトール・ヒュースホウトとBboxブイグテレコムのトマ・ボクレールがメイン集団からアタックを敢行。頂上付近では雨と風が強かったが、谷に下っていくにつれ、路面はドライになっていく。ここでアージェードゥゼルのシリル・デッセルがこのステージ初のリタイア。

下り区間に入ると、サーベロのヒュースホウトが一気にトップに立つ。ヒュースホウトは第二山岳まで10kmの地点で、後続の追撃グループに1分45秒、メイン集団に5分55秒のタイム差をつけてしまった。メイン集団では、このあたりでサクソバンクが前線に位置しペースコントロールに入った。ヒュースホウトが山頂に達するころ、二列目のペリゾッティ、ケルヌ、マルティネスは45秒後方にいる。メンショフほかのグループは55秒後に通過した。メイン集団が第二山岳ポイントに到達したのは、グリーンジャージのヒュースホウトに5分5秒遅れてのことである。

ヒュースホウトは最初のスプリントポイントを１位通過し、６ポイントを稼ぐ。この時点（75.5km地点）で後方に1分30秒、メイン集団に5分30秒のアドバンテージを持っている。85km地点、メンショフとチュルカが絡み合って落車。滑りやすい路面の下りで見事嵌ってしまった。チュルカはその後92km地点でメイン集団に吸収され、メンショフは先を行かれた追撃集団にまさに追いつこうとしていたとき、再度スリップして落車。この時点でヒュースホウトは1分45秒先を悠然と走っている。三つ目の山岳頂上通過時点で、追撃集団はヒュースホウトに1分10秒差、メイン集団はこのころアスタナがペースコントロールに入っていたが、3分10秒のビハインドである。スキル・シマノのケニー・ファンフンメルがここでクラッシュ、リタイアしてしまった。第二スプリントポイント地点通過時の計測では、追撃グループは1分10秒の遅れ、ペロトンは3分10秒の遅れで変わらず。

ゴールまで残り38kmの地点でついにクイックステップのカルロス・バレードがヒュースホウトを捉える。その他の追撃集団は20秒差で後ろを走っている。メイン集団はこの時点で1分55秒差。最後から二つ目の山岳上りでサーベロのカルロス・サストレがアタックに出るが、リードをつくるまでには至らない。頂上まで残り5kmの地点でアンディ・シュレックがアタック。後方に大きなギャップをつくるが、肝心のコンタドールはまだ余裕の面持ちでついてきている。フランク・シュレックがついにここでジャンプアップ、11名のエリート集団の先頭に立つ。サストレは脱落しているが、アスタナのアンドレアス・クレーデンはこれについてきている。山頂まで残り4.5km、コンタドールとアシストのクレーデン、シュレック兄弟はついに最後の逃げグループの一人、サイレンス・ロットのバンデンブルークを捉え、レースの先頭に立った。その後頂上通過時点で、二列目のランス・アームストロング、ビンチェンツォ・ニバリ、ブラッドリー・ウィギンス、クリスチャン・バンデベルデに1分5秒のタイム差をつける。

最後の山岳へ向かう途中、サストレがパンクでストップ。タイムを大きくロスしてしまう。先頭の４名は、コンタドールのアタックをきっかけに３名になっている（脱落したクレーデンは、ゴールまで残り1kmのゲートをくぐるあたりでアームストロングとニバリに追いつかれた）。総合３位につけるガーミンのウィギンスを徹底マークしていたアームストロングは、山頂手前でガーミンの二人がすっかり余力を使い果たしていることを確認すると猛然と加速、先頭の３名を追うが、ゴールスプリントに参加するにはすでに手遅れと言えた。コンタドールはわずかに最後スプリントの姿勢を見せるが、シュレック兄弟を二人とも追い抜くことはなかった。１位でゴールラインに到着した兄フランク・シュレックは、自身2006年大会以来のステージ優勝となった。総合順位はシュレック兄弟が２位・３位を占めることとなり、追撃が及ばなかったアームストロングはフランクに30秒差の４位に後退した。コンタドールのマイヨ・ジョーヌは変わらない。

映像提供：ASO </description>
		<link>http://sp.cycloch.net/tdf/?p=234</link>
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		<title>第16ステージ　マルティニ～ブールサンモリス</title>
		<description>7月21日 第16ステージ マルティニ～ブールサンモリス 159km
スイス・イタリア・フランスの三国に跨る第16ステージは、生粋の山岳ステージと言えるルート。スイスのマルティニを出て有名なサン・ベルナール峠を越え、フランスのブールサンモリスに到着する159kmは、午後１時過ぎ、162名の選手が出走して始まった。大小二つのサン・ベルナール峠は、最初が超級、続いて１級の山岳となっている。この谷間に二つのスプリントポイントが設定されている。

スタートして200m、いきなりアタックに飛び出したのは、アグリチュベルのマキシム・ブエ。しかしすぐにサーベロのハイデン・ルールストンら19名が追いついてくる。10kmに差し掛かろうとするころ、最初の逃げグループ21名が形成された。メンバーは、サーベロのルールストン、ホセアンヘル・ゴメスマルチャンテ、ハインリッヒ・ハウスラー、サイレンス・ロットのユルフン・バンデンブルーク、ラボバンクのローレンス・テンダム、エウスカルテルのエゴイ・マルティネスとゴルカ・ベルドゥゴ、リクイガスのフランコ・ペリゾッティにアレクサンドル・クシンスキー、コフィディスのダビー・モンクティエ、Bboxブイグテレコムのピエリック・フェドリゴとピエール・ローラン、ケスデパーニュのホセイバン・グティエレス、カチューシャのウラジミール・カルペツ、アグリチュベルのブエ、ミルラムのピーテル・ベリッツ、スキル・シマノのシモン・ゲシュケ、サクソバンクのファビアン・カンチェラーラ、ガーミン・スリップストリームのマルティン・マースカント。この逃げグループはこの時点でメイン集団に1分30秒のタイム差をつくっている。アスタナが先頭を牽くメイン集団は、最初の上り区間に入るころ、このリードを2分まで許した。数キロの後、先頭グループではペリゾッティがアタックを仕掛け前に出たが、これをカルペツとマルティネスが追う。カルペツは先頭グループの中にあって総合順位が最も高く（20位）、5分56秒以上リードして優勝すれば、マイヨ・ジョーヌを奪う可能性がある。

上り途中でマルティネスが失速し、後続の15名に吸収される。第二集団ではハウスラー、ルールストン、ゲシュケがすでに脱落している。上り区間10km地点でメイン集団は先頭の２名に3分15秒のタイム差。第二集団からは散発的にアタックが繰り出されるが、アスタナの先導するメイン集団にそれほど大きなリードをつくることができないでいる。頂上では、ペリゾッティが１位通過し、超級山岳の20ポイントと賞金5,000ユーロ（今大会の最高峰をトップ通過した者に与えられる）が贈られた。総合上位進出を窺うカルペツはまだこの山岳王に食らいついている。1分15秒後方に迫るのは、フェドリゴ、カザー、フォイクト、アスタルロサなど24名。コンタドール含むメイン集団は2分5秒遅れで頂上を通過した。

下り区間に入ると、ペリゾッティとカルペツはさらに加速し、後方で追い上げる16名に最大2分の差をつけた。さらに78.5km地点では、メイン集団に5分10秒のリードをつくることに成功した。しかしゴールまで残り60kmあまりとなった地点で、ペリゾッティらは16名の追走グループに吸収されてしまう。メイン集団はこのとき4分10秒後方にいる。ブイグテレコムのルフェーブルが単独アタックに出るが、バンデンブルークもこれに反応、先頭集団に迫る。第二山岳ポイント頂上まで18km地点でサクソバンクがメイン集団の先頭に２名選手を送り込んでペースを上げる。

頂上まで6kmの地点、バンデンブルークが猛チャージに出る。これに反応してペリゾッティもスピードを上げた。メイン集団はこの時点までに31名に絞り込まれている。ここでアンディ・シュレックがアタック。続くことができたのはコンタドールとクレーデン、ガーミンのウィギンス、リクイガスのニバリ、そして兄のフランクのみ、アームストロングは遅れている。このアタックで、サイレンス・ロットのカデル・エバンス、サーベロのカルロス・サストレが千切れてしまった。と、ここで置き去りにされたかと思われたアームストロングが突如、追い上げを開始する。頂上まで残り2kmの地点でアンディ・シュレック、コンタドールらのいるメイン集団に復帰し、周囲を驚かせた。この集団が第二山岳の頂上を通過した時点でトップとのタイム差は2分15秒、エバンスとサストレの到達はさらに2分遅れてのことである。

ゴールへと到る最後の下り区間に入った。16名に絞られたコンタドールグループの最後方を走っていたサクソバンクのイェンス・フォイクトが、派手に落車。先頭では４名が逃げ続けている。これに15秒遅れてフェドリゴ、グベール、カザー、ロッシュが追う展開。ゴールまで残り2,800m、コフィディスのモワナールがまず真っ先にアタックを敢行、３名がこれを捕捉した隙に、アスタルロサが一気に飛び出す。誰もこれについていけない。そのままトップでゴールしたバスクチームのキャプテンはこれがツール初優勝となった。6秒遅れてフィニッシュしたのはフランセーズデジュのサンディ・カザー。なんと6回目の“準優勝”となった。山岳賞レースはペリゾッティが独走、この日は敢闘賞も贈られた。59秒遅れの10位でゴールしたアルベルト・コンタドールは、22日の第17ステージもマイヨ・ジョーヌを着て走る。新城・別府両日本人選手も無事完走を果たしている。

映像提供：ASO </description>
		<link>http://sp.cycloch.net/tdf/?p=229</link>
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		<title>第15ステージ　ポンタルリエ～ヴェルビエ</title>
		<description>7月19日 第15ステージ ポンタルリエ～ヴェルビエ 207.5km
今大会のターニングポイントとなるであろうアルプスの山岳ステージ初戦、第15ステージは、ポンタルリエからスイス国境を越え、ヴェルビエ峠の頂上を目指す207.5km。山岳賞ポイントは六つ設けられ、最後の１級山岳・ヴェルビエ峠は1,468mの頂上ゴールとなる。グリーンジャージ・ハンターたちのためのスプリントポイントは、二つばかり用意されている。

スタート後、最初の上り区間に入ると、山岳賞ジャージ争いで首位に立つリクイガスのフランコ・ペリゾッティがまずメイン集団の先頭に位置し、チャンスを窺う。しかしこの日最初のアタックは13km地点、クイックステップのシルバン・シャバネルによってもたらされた。これに続くいくつかのアタックが序盤のレースを賑わせたが、ほとんど何も成果なく終わっている。41km地点で８名の選手が逃げに出た。サイレンス・ロットのユルフン・バンデンブルーク、サクソバンクのファビアン・カンチェラーラ、エウスカルテルのエゴイ・マルティネス、リクイガスのペリゾッティ、ケスデパーニュのダビド・アロヨとホセイバン・グティエレス、コフィディスのダビー・モンクティエ、そしてBboxブイグテレコムのピエリック・フェドリゴ。さらに、ガーミン・スリップストリームのライダー・ヘスイェダール、コフィディスのクリストフ・ケルヌとアマエル・モワナール、ランプレのシモン・スピラクの４名がこれを追って出、49km地点で合流した。この時点の平均時速は48.2km/h。この12名は51km地点でメイン集団に35秒のリードをつくった。その後すぐにガーミンのデービッド・ミラー、エウスカルテルのミケル・アスタルロサ、そしてコロンビア・ハイロードのトニー・マーティンが追撃に飛び出し、53km地点でトップを捕まえた。総合上位につけるマーティンの逃げはしかし、アスタナが容認せず、メイン集団の先頭でペースをコントロール、逃げグループは40秒以上の差をつくれない。65kmすぎ、マーティンとミラー、ケルヌ、アロヨ、マルティネス、ペリゾッティは後退を余儀なくされ、ペロトンに復帰した。

68km地点、ラボバンクのファンアントニオ・フレチャがメイン集団から逃げに出たと時を同じくして、先頭グループからはガーミンのヘスイェダールがアタックを仕掛ける。ヘスイェダールは４番目の山岳ポイントを後続に20秒の差をつけて１位通過、その後スピードを落として集団に回帰した。フレチャは80kmすぎに先頭逃げグループに追いつく。この時点でメイン集団とのタイム差は2分10秒。レース真ん中の補給地点（99.5km）を通過するとき、ギャップは4分10秒に拡大している。アージェードゥゼルのリーダー、ウラジミール・エフィムキンがこのあたりでリタイア。120km地点でのタイム差は4分20秒、平均時速は38.0km/h。

その後ラスト二番目の山岳を通過する時点まで、ほとんどなにも起こらない。トップとメイン集団との最大差は125km地点の4分40秒で、山頂を過ぎる時のタイムギャップは3分25秒である。下り区間に入ると、リクイガスがアスタナの前に出てメイン集団の先頭をリード、一気にスピードを上げてくる。175km地点のタイム差は2分55秒に詰まる。ゴールまで残り22kmとなったところで、先頭の逃げグループからランプレのスピラクがアタックを敢行、残り20km地点の計測で30秒のリードをつくる（メイン集団とは2分35秒）。残り14km地点でエウスカルテルのアスタルロサがアタック。

最後のヴェルビエ峠の上り区間に入るころ、メイン集団ではミルラムとリクイガス、サクソバンクが先頭を牽き、ペースをさらに上げてくる。サクソバンクはニキ・セレンセン、イェンス・フォイクト、さらに逃げ集団から吸収されたカンチェラーラさえもが先頭についてエースのアンディ・シュレックを引っ張るが、残り6km、誰よりも先に頂上ゴールへと飛び出したのは、アスタナのエース、アルベルト・コンタドールだった。一気に先頭に躍り出ると、勝利へのペダルを力強く踏み続けていく。この圧倒的なスピードに誰もついていけない。アンディ・シュレックはなんとか食らいつくが、２位でゴールしたときにはコンタドールに43秒の差をつけられていた。リナルド・ノチェンティーニは頂上まで残り5km地点で失速、この日が最後のマイヨ・ジョーヌ姿となった。アスタナのランス・アームストロングはアンドレアス・クレーデンに牽かれてセカンドグループを形成するが、ガーミンのブラッドリー・ウィギンスがアンディ・シュレックのアタックに反応して飛び出した時にはすでにパワーを失っており、これについていけない。ウィギンスの追撃にリクイガスのビンチェンツォ・ニバリが続く。ペリゾッティは早々にこの頂上決戦から抜けている。ポルカドットジャージが安泰であればそれでよいという態。フランク・シュレックがラスト3kmでアタック、４位に食い込んだ。アルベルト・コンタドールは今大会個人初優勝、そして大会15日目にしてようやくマイヨ・ジョーヌを手にすることとなった。最後息の切れたアームストロングは、1分35秒遅れでフィニッシュした。

映像提供：ASO </description>
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